今回はBlenderで画像テクスチャや背景画像を再読み込みし、画像の更新を反映する方法の紹介です。
Blenderでは参照している画像ファイルを修正しても、自動で更新がされない為、変更が反映されません。
マテリアルで使用しているテクスチャや背景画像の変更を反映するには、参照している画像ファイルのリロードが必要になってきます。
テクスチャとは、3Dグラフィックスにおいて物体の質感を表現するために使われる画像のこと
テクスチャも綺麗に描ける
Blenderで画像テクスチャを再読み込みする方法
Blenderで画像テクスチャの再読み込みをする方法は主に4つ。
基本的には更新を反映したいテクスチャを1つずつ手動でリロードすることになり、更新はとても面倒です。
ただし、無料のアドオン(Auto Reload)には全ての画像テクスチャを一括&自動でリロードしてくれる物もあります。
プロパティでの画像テクスチャの再読み込み
参照画像や背景画像の更新時に使うのが、プロパティでの画像テクスチャの再読み込みです。
画像をリロードしたいオブジェクトを選択し、オブジェクトデータプロパティに移動します。

画像ファイルの参照先の右側にリロードボタンがあるので、クリックすると画像ファイルの更新が反映されます。

シェーダーエディターでの画像テクスチャの再読み込み
次はシェーダーエディターでの画像テクスチャの再読み込みです。
マテリアルで使用している画像ファイルの更新時に使います。
まずは、画像テクスチャのリロードを行いたい、オブジェクトとマテリアルを選択します。

画面上のShading タブをクリックし、シェーダーエディターに移動します。

再読み込みしたいテクスチャの画像テクスチャノードを選択します。

画面右のノードタブの中のプロパティに、参照している画像ファイルの場所が表示されます。
その横にリロードボタンがあるので、クリックすると画像テクスチャの変更が反映されます。

画像エディターでの画像テクスチャの再読み込み
続いては画像エディターでの画像テクスチャの再読み込みです。
こちらの方法は以下どちらの場合でも使えます
- マテリアルで使用しているテクスチャの更新の反映
- 参照画像や背景画像の更新の反映
画像テクスチャの再読み込みを行いたいオブジェクトを選択し、Texture Paintをクリックします。

Texture Paintに移動したら、画像の一覧からリロードしたい画像テクスチャを選択します。

画像テクスチャを選択後、画面上の画像から『再読み込み』を選択します。

これで画像テクスチャがリロードされ、参照ファイルの更新が反映されます。

画像テクスチャが少ない場合や、参照している画像ファイル名を把握している場合はこの方法が便利です。
逆にテクスチャを大量に使用していて、ファイル名も曖昧な場合はあまりお勧めできません。
(リロードする画像テクスチャを探すのが大変なので。)
アドオン(Auto Reload )での画像テクスチャの再読み込み
Auto Reload という無料のアドオンでも、画像テクスチャの再読み込みがおこなえます。
GitHub Auto_Reload_Blender_addon
このアドオンは1クリックで全ての画像ファイルを再読み込みを行い、反映してくれる優れモノ。
複数の画像ファイルをまとめて更新したい時に便利です。
アドオンをインストール後、画面右上に出てくる『AR』を選択。

画像の横にあるリロードボタンを押せば、画像テクスチャの更新が全て反映されます。

また、このアドオンにはタイマー機能があり、オンにすれば指定した秒数で自動でテクスチャの再読み込みが行われます。
沢山の画像テクスチャを使っていて、まとめて変更を反映させたい場合にとても便利なアドオンです。
Auto Reloadの使い方については別の記事で説明します。
今回、Auto Reloadを使用した環境はBlender 4.2 LTSです。
Blender|画像テクスチャの再読み込みで画像の更新を反映する ~まとめ~
今回はBlenderで画像テクスチャや背景画像を再読み込みし、画像の更新を反映する方法の紹介でした。
画像テクスチャの更新が反映されなくて、困ってる方をXなどでもちょいちょい見かけます。
テクスチャや背景画像を変更した場合は、再読み込みをお忘れなく。
他にも「見えない・動かない」トラブルで困っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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