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Blenderで点線・赤い線・グリッド線を消す方法:ビューポートをすっきりさせる設定ガイド

今回はBlenderで表示される点線、赤い線、グリッド線など、様々な線を消す方法の紹介です。
(正確には消すではなく、非表示にする方法になります。)

前回の記事で紹介したBlenderのビューポートレンダーでも邪魔になることが多いこれらの線!

消す方法を覚えて、ビューポートをスッキリとさせましょう。

目次

Blenderでビューポートに表示される線の種類について

Blenderのビューポートに表示される線を消す前に、それぞれの役割を知っておきましょう。

理解せずに非表示してしまうと、後々困る場面がでてきます。

Blenderで表示される線の種類Blenderでの役割
点線(オブジェクトの親子関係)オブジェクトの「親」と「子」の関係を視覚的に示すための線です。

親オブジェクトから子オブジェクトへのリンクが点線で表示され、親子関係を簡単に確認できます。
赤い線(レンダー領域)レンダー範囲を示す赤い枠線。
最終的にレンダリングされるエリアを視覚化します。

レンダー範囲を設定することで、レンダリングの対象を必要な範囲だけに絞り、作業効率を上げることができます。
グリッド線(床の線)ビューポートの背景に表示される格子状の線。

シーンの基準やオブジェクトの配置・スケールの目安として役立ちます。
ガイドライン(軸)XYZ軸の方向を示すガイドライン。
通常は赤(X軸)、緑(Y軸)、青(Z軸)で表示されます。

オブジェクトの方向や回転を確認しやすくするためのもので、シーン内の向きや位置関係を把握する助けになります。
オブジェクトを囲う線(選択アウトライン)選択したオブジェクトの周りに表示されるオレンジ色のアウトライン。

選択中のオブジェクトを視覚的に強調します。
今回Blender上で非表示にする線と意味

Blenderの実際の画面で見た各線の状態は次の様になります。

点線(オブジェクトの親子関係)

Blenderのオブジェクトの親子関係を表す点線
Blenderのオブジェクトの親子関係を表す点線

赤い線(レンダー領域)

Blenderのレンダー範囲を示す赤い枠線
Blenderのレンダー範囲を示す赤い枠線

グリッド線(床の線)

Blenderのグリッド線
Blenderのグリッド線(床の線)

ガイドライン(軸)

Blenderのガイドライン(軸)の線
Blenderのガイドライン(軸)の線

オブジェクトを囲うオレンジ色の線(選択アウトライン)

Blenderの選択アウトライン
Blenderの選択アウトライン

Blenderの点線の消し方

Blenderの点線の消し方

Blenderで点線(オブジェクトの親子関係)を消す場合は、オーバーレイ設定を使用します。

オーバーレイ設定に『関係の線』という項目があるので、この項目をOFFにすると点線は非表示になります。

詳しい場所は以下の画像をご覧ください。

オーバーレイ設定に『関係の線』の場所
オーバーレイ設定の『関係の線』の場所

Blenderのグリッド線の消し方

Blenderのグリッド線の消し方

Blenderでグリッド線を消す場合も、オーバーレイ設定を使用します。

オーバーレイ設定の『床』という項目をOFFにするとグリッド線は非表示になります。

詳しい場所は以下の画像をご覧ください。

オーバーレイ設定の『床』の場所
オーバーレイ設定の『床』の場所

Blenderの赤い線の種類別の消し方

Blenderで表示される赤い線は以下の2種類あり、それぞれ消し方が変わります。

Blenderの赤い線
  • レンダー領域の赤い点線
  • ガイドライン(軸)の赤い線

その為、線の種類に分けて非表示にする方法を説明します。

レンダー領域の赤い点線を消す方法

Blenderのレンダー領域の赤い点線を消す方法

レンダー領域の赤い点線ですがレンダー領域を設定した状況で消し方が変わります。

まず、以下の動画の様にカメラに設定されたレンダー領域は、オーバーレイ設定の『カメラガイド』から非表示にできます。

カメラに設定されたレンダー領域の非表示

この場合、次に説明するビューの『レンダー領域』のチェックをいくら操作しても赤い点線は消えません

カメラに設定されたレンダー領域はビューの『レンダー領域』では消えない

カメラの指定がなく設定されたレンダー領域は、画面右のビュー内にある『レンダー領域』のチェックを外すことで消すことができます。

画面左のビュー内にある『レンダー領域』の場所

こちらの場合はオーバーレイ設定に『カメラガイド』が表示されないので、オーバーレイ設定の操作で非表示にするこはできません。

ガイドライン(軸)の赤い線を消す方法

Blenderのガイドライン(軸)の赤い線を消す方法

Blenderのデフォルト環境ではガイドラインのX軸が赤い線として表示されます。

このX軸の赤い線はオーバーレイ設定の『座標軸』にある、X軸をOFFにすることで非表示になります。

また、Y軸(緑)、Z軸(青)についても同じ方法で消すことができます。

詳しい場所は以下の画像をご覧ください。

オーバーレイ設定の『座標軸』の場所
オーバーレイ設定の『座標軸』の場所

Blenderのオブジェクトの周りのオレンジの線の消し方

Blenderのオブジェクトの周りのオレンジの線の消し方

Blenderでオブジェクトの周りのオレンジの線を消す場合も、オーバーレイ設定を使用します。

オーバーレイ設定の『選択アウトライン』という項目をOFFにすると、オレンジ色の線は非表示になります。

詳しい場所は以下の画像をご覧ください。

オーバーレイ設定の『選択アウトライン』の場所
オーバーレイ設定の『選択アウトライン』の場所

Blenderのすべての線を一括で消す方法

Blenderのすべての線を一括で消す方法

Blenderのすべての線をまとめて消したい場合は、オーバーレイ設定自体のオン/オフを切り替えましょう。

ワンクリックで全ての線を非表示にできます。

沢山の線が表示されている、以下の画像の様なビューポートも

Blenderのオーバーレイ設定がONの画面
Blenderのオーバーレイ設定がONの画面

オーバーレイをOFFにすると、ワンクリックで全ての線が非表示になります。

Blenderのオーバーレイ設定がOFFの画面

Blenderのオーバーレイ設定がOFFの画面

Blenderで点線・赤い線・グリッド線を消す方法 ~まとめ~

今回はBlenderで点線、赤い線、グリッド線など様々な線を消す方法の紹介でした。

画面に表示される線が多くなると、モデリングやアニメーションの作成時にもとても邪魔です。

まだビューポートレンダリングの時などは、作品以外の余計な線はあまり表示したくないですよね。

消し方を覚えてビューポートはスッキリさせておきましょう。

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この記事を書いた人

Blenderでオリジナル・アニメーションを作っています。
愛犬がモチーフの作品が多め。

また、Blender作品集の展示場所として、メタバースのワールド制作もしています。

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